グッズの話は、SM・D/sの入口で誰もが一度つまずくテーマだと思います。
何を買えばいいのか分からないし、そもそもどこで買うのかすら分からない。
お店に行くのは恥ずかしいし、通販は失敗しそうだし。
僕らもゼロから始めて、実店舗も通販もひと通り経験しました。
今日はその遍歴を、失敗も込みで正直に書きます。
具体的な商品のレビューはこれから少しずつ書いていくので、この記事は「買い方の全体地図」だと思ってください。
実店舗で買ってみた——正直、カップル向きではなかった
最初の本格的な買い物は、アダルトグッズの実店舗でした。
ふたりで行けば楽しいかなと思って。
結果を正直に書くと、僕らには合いませんでした。
理由は3つ。
- レジが恥ずかしい——商品を店員さんに手渡す瞬間の気まずさは、想像の1.5倍ありました
- ゆっくり選べない——他のお客さんがいる売り場で、ふたりで「これどう?」と相談しながら吟味するのは難しい
- カップル向けの棚が薄い——お店の主役はAVと男性向けグッズ。ふたりで使うもの、関係を深めるための道具は、意外なほど選択肢が少なかった
このとき買ったのはローションと電マ。
定番品はちゃんと買えたので、実店舗が悪いわけではないんです。
ただ「ふたりで、相談しながら、じっくり」という僕らの買い方には、構造的に向いていなかった。
通販に切り替えた——僕らにはこっちだった
その後、プレイの幅が広がって本格的な道具(首輪・リード・手枷・目隠し)が欲しくなったとき、通販に切り替えました。
これが正解でした。
- 種類が桁違い——実店舗で「ない」と思ったカップル向け・SM系の道具が、通販だと選び放題
- レビューが読める——使った人の声で、サイズ感や質感の失敗をかなり減らせる
- ふたりでゆっくり選べる——ソファで並んで「これは?」「こっちが好き」と画面を見ながら相談する時間は、それ自体がもう前戯みたいなもので。「一緒に選ぶ」は、グッズ選びでいちばん大事なプロセスだと思います
- 梱包も(ちゃんとした店なら)中身が分からない状態で届きます
いまの僕らの手持ちは、潤滑ジェル、バイブ、電マ、首輪・リード・手枷・目隠し、プレイ用のランジェリー。
振り返ると、ソフトな定番品は実店舗、関係性の道具は通販という遍歴でした。
失敗と学び——お金より大事だったこと
僕らの失敗・反省も置いておきます。
- 「安いから」で選んだものは結局使わない——最初の頃の小物にいくつか。グッズは値段より「ふたりのやりたいことに合っているか」
- 一気に揃えようとしない——プレイの段階が進むたびに「次の一個」を買うほうが、結局むだがない。道具が先・関係が後、は順番が逆
- 相手に選ばせる(選択肢を渡す)——僕が一方的に買って渡すより、候補を見せて「どっちがいい?」と聞くほうが、彼女はずっと喜びました。道具は支配の小道具である前に、ふたりの合意の象徴だから。これはD/sの考え方そのものだと思います
- 背伸びしない——いきなり本格的な道具(縄とか)に行きそうになって、やめました。憧れと、いまのふたりに合うものは違う
で、結局なにを買えばいい?
買う場所が決まったら、次は中身の話になります。
僕らの答えはローション・目隠し・やわらかい拘束具の3つで、首輪はもう少し関係が育ってから。
なぜその順番なのか、それぞれをどう選ぶかは「ふたりの最初の一式」に順番で書いたので、中身の話はそちらに譲ります。
この記事は「どこで、どうやって買うか」の話です。
買う場所と買い方が決まっているだけで、最初の一歩はずいぶん軽くなります。
まとめ
- 実店舗は「定番品をさっと買う」には良いが、カップルでじっくり選ぶなら通販
- レビューと品揃えに加え、「ふたりで画面を見ながら選ぶ時間」自体に価値がある
- 失敗から学んだこと:安さで選ばない/一気に揃えない/相手に選ばせる/背伸びしない
- 何を買うかの順番は「ふたりの最初の一式」へ
グッズを買うことは、始める前はちょっとした関門のように感じるかもしれません。
でも振り返ってみると、良かったのは道具そのものより、ソファで並んで画面を覗き込んでいた時間のほうでした。
どこで買うかを決めるというのは、その時間をどう作るかを決めることでもあります。

