大きめは、地味に困る――コンドームが「売ってない・破れる・持ち歩けない」問題

※このページにはアフィリエイト広告(PR)を含みます。

コンドームのサイズの話というと、たいていは「小さいかもしれない」という不安のほうが語られます。
広告も、ネットの悩み相談も、そちら向けがほとんど。
でも、その逆——標準だと小さくて合わない側の困りごとは、驚くほど語られません。

この記事は、その「標準だと合わない側」で実際に困ってきた経験から、買うとき・持ち歩くとき・使うときの困りごとを正直に書いたものです。
とくに、コンドームの話。同じことで地味に困っている人に、少しでも届けばと思います。

目次

困りごと①――そもそも、売ってない

まず、ふつうのドラッグストアにLサイズが置いていないことがよくあります。
あっても1種類だけ、ということも多い。選べないんです。

しかも厄介なのは、同じ「Lサイズ」でも素材で付け心地が別物だということ。
ラテックス(天然ゴム)製は伸びがいいので、Lでもなんとか装着できます。
一方、0.01ミリ系の薄さを売りにした製品に多いポリウレタンは、ラテックスほど伸びないので、僕の場合は張りながらでないと付けられませんでした。
無理に引き伸ばして付けたせいか、破れてしまうことも多かった
たぶんこれは「薄いから」というより、サイズが合っていないまま無理に使ったのが大きかったんだと思います。
(ちなみに同じ薄手でも、ポリイソプレン素材はラテックス並みに伸びるので別物。素材は製品ごとに違います。)

結局、通販で買うのがいちばん確実、という結論になります。
ここはサイズの選び方の記事にまとめたとおりです。

困って通販に行き着いた末に、実際に僕が使ってきたのはこの辺りです。
合うサイズに替えてから、あの破れや締め付けの不安がぐっと減りました。

Lサイズなら、スーパービッグボーイは店頭でも比較的見つかる定番。まずはここから試すのもありです。

それでもきつい・もっと余裕がほしいXLは、店頭にはほぼ無くネット頼り。僕がいろいろ試して落ち着いたのも、この辺りでした。

ゴムのにおいやラテックスアレルギーが気になるなら、ポリイソプレン素材の大きめもあります(前に触れた、ラテックス並みに伸びる素材です)。

どれも「これが正解」ではなく、あくまで僕の出発点。こればかりは試着して、自分の体に合うものを見つけてください。

でも、通販で解決……とはいかないのが、次の困りごとです。

困りごと②――持ち歩けない

通販で自分に合うものを買えたとして、今度は持ち歩き問題が出てきます。

デートのときに、いきなりコンドームの箱を持っているのも変だし、かさばる。
外から見えたら気まずいし、それが入るカバンを持たなきゃいけなくなる。デートはなるべく身軽に行きたいのに。

かといって、箱から出してバラで持ち歩くのも気が引けます。
財布などに裸で入れっぱなしだと、摩擦や体温でゴムが傷んで、いざというとき性能が落ちる——という話も聞くので、できれば新品の封を切っていないものを使いたい。
それに、まだ付き合ってもいない相手に小分けのコンドームを持参するのは、自分から結果を見込んでいるようで、なんとなく気が引けるんですよね。

一応、潰れないようケースに入れて持っていったりします。
でも何回するか分からないし、付け替えや装着の失敗も考えると、何個か欲しい。
そうするとケースがパンパンになる。お泊まりなら翌日の分も……と、荷物が悩ましくなる。

現地調達できれば、何も考えなくていい
でもその現地(コンビニ・ホテル)に、大きめが無い。ここが本当に、ささやかだけれど切実なところです。

困りごと③――ホテルには、標準しかない

ホテルの備え付けは、基本的に標準サイズです。
フロントに言えば別のをもらえることもあるかもしれませんが、それを頼むのがまた気まずい
慣れた相手ならまだしも、初めて行く相手の前で、ようやく作った雰囲気を崩してまで「サイズ違いってありますか」と聞くのは、難易度が高すぎる。
「慣れてるみたい」と思われそうで嫌、という人もいると思います。

で、仕方なく標準を付けることになる。これがまた大変で。
するっとは下りてこないので、巻きを引っ張りながら装着することになります。
その過程で空気が入ったり、引っ張りすぎたり、爪が当たったりして、途中で破れる
がんばって付けても、気づいたら破れていたり、パンパンに締め付けられて、正直、萎えてしまう。

避妊具として一番大事な場面で、これは不安でしかありません。
——逆に言えば、合うサイズを使えているときは、こういう不安がぐっと減ります(もちろん、合っていても付け方や保管しだいで破れることはあるので、油断はしないけれど)。
痛い・破れる・萎えるを「コンドームはこういうものだ」と我慢している人がいたら、それはサイズが合っていないだけかもしれません。くわしい選び方はサイズの記事へ。

大きいことは、いいことばかりでもない

最後に、ひとつだけ。

大きめは、無条件にいいことではありません。
大きすぎれば、相手にとっては負担や痛みになることもある
だからこそ「合わせる」気づかいがいるし、これは決して優劣の話ではないんです。
サイズは、靴と同じ。ただの寸法です。

世の中では「小さいかも」という不安ばかりが語られて、その逆の困りごとは見えにくい。
でも実際は、どちら側にも、それぞれの不便と気づかいがある——ただそれだけのことだと思っています。
「サイズと満足」のもう少し踏み込んだ話は、サイズの不安についての記事にまとめました。

まとめ

  • 世間は「小さめの不安」ばかり語るけれど、標準だと合わない側のコンドーム事情も地味に不便
  • ドラッグストアにLは少なく、素材で付け心地も別物(ポリウレタンの薄型は伸びにくい・素材は製品ごと)→通販が確実
  • でも持ち歩き問題(箱はかさばる・バラは劣化&気が引ける・現地に無い)が残る
  • ホテルは標準のみ。無理に付けると空気・破れ・締め付けで不安。破れの主因はサイズ不一致
  • 合うサイズは付けやすく、破れ・脱落も減る(ゼロにはならないので油断はしない)。サイズ選びは安全の話
  • 大きいことは優劣ではない。大きすぎは負担にもなるただの寸法の問題

同じことで困っている人に、「あなただけじゃないよ」と言いたくて書きました。
具体的な選び方は、コンドームのサイズの記事からどうぞ。

目次